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ChatGPT-Userとは?GPTBot・OAI-SearchBotとの違いとAI時代のサイト設計
「ChatGPT-Userって?GPTBotとは違うの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。AIO/LLMOへの注目が高まるなか、OpenAI系UAの役割を正しく理解することは、これからのWeb運営で重要になりつつあります。この記事では、ChatGPT-Userの仕組みや役割、GPTBot・OAI-SearchBotとの違い、参照されやすいページ設計まで解説します。
ChatGPT-User とは?

ChatGPT-Userは、ChatGPTがユーザーの質問に必要なWeb情報をその場で取りにいくときに使うUAです。自動でサイト全体を巡回するためのものではなく、会話の中で必要になったページへアクセスする点が特徴です。
OpenAIはChatGPT-Userを、ChatGPTやCustom GPTが必要に応じてWebページへアクセスするときの識別情報として説明しています。自動でサイトを巡回するためのものではなく、検索表示を決める役割もありません。
◎UA(User-Agent)とは?
どのブラウザ・アプリ・ボットがアクセスしてきたかを識別する情報のことです。ChatGPT-Userは“ChatGPT経由の特定のアクセスで使われるUser-Agent名”を指します。
参考:OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」
ChatGPT-User はどんなときにアクセスするのか

ここでは、ChatGPT-Userがどんな場面で動くのか詳しく解説します。ポイントは、Googlebotのように定期巡回しているわけではなく、あくまで“その会話で必要になったときに動く”という点です。
ユーザーの質問にWeb上の情報が必要なとき
ChatGPT-Userは、回答に最新のWeb情報が必要なときに使われます。たとえば、新しい発表内容を確認したいときや、公開ページにある事実・仕様をその場で参照したいときなど、モデル内部の知識だけでは足りない場面でアクセスが発生します。
ChatGPTだけでは答えきれない内容を、外部のWebページで補うためのアクセスだと考えるとわかりやすいでしょう。
URLの内容を確認するとき
ユーザーがURLを貼って、そのページの要約や要点整理、内容確認を求めた場合にも、ChatGPT-Userでアクセスすることがあります。このケースでは、Web全体から関連情報を探しにいくというより、指定されたリンク先の内容を直接確認する動きに近いです。
リンク先に何が書かれているかを把握したうえで答える必要があるときに発生するアクセスだといえます。
外部サービスやツールとの連携が必要なとき
ChatGPT-Userは、外部サービスやツールと連携しながら処理を進めるときにも使われます。OpenAIは、GPT Actionsなどの場面でChatGPT-Userが使われると説明しており、ChatGPTが外部ページや外部システムの情報を参照するケースが含まれます。
つまり、単にページ内容を読むだけでなく、外部の機能や情報を使って応答や処理を進める場面でも現れる識別情報です。
◎GPT Actionsとは?
ChatGPTが外部サービスのAPIを呼び出して、情報取得や処理を行う仕組みのことです。たとえば、天気APIから最新の天気を取る、社内ツールから情報を取る、他サービスでチケットを発行する、といったことを自然文の指示で実行できるようにします。
ChatGPT-User と GPTBot・OAI-SearchBot の違い

それぞれの役割をひと言でまとめると、ChatGPT-Userは「ユーザーの質問に応じたページ確認」、GPTBotは「学習」、OAI-SearchBotは「検索」です。
OpenAIによると、GPTBotとOAI-SearchBotは robots.txt で別々に指定できます。たとえば GPTBotはブロックして学習利用は止めつつ、OAI-SearchBotは許可してChatGPT検索には載せる という運用が可能です。
一方で、ChatGPT-Userはユーザー起点のアクセスとされており、OpenAIは robots.txt が適用されない場合があると説明しています。
参考:OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」
【補足】OpenAIのUAは用途別に細分化が進んでいる
OpenAIの公開ドキュメントには OAI-AdsBot も掲載されています。OAI-AdsBotは広告のリンク先ページを確認し、広告ポリシーへの適合性や関連性を判断するためのUAです。OpenAIのUAが用途別に広がっているとことがわかります。
参考:Search Engine Journal「OpenAI’s Crawler Docs Now List OAI-AdsBot For ChatGPT Ads」
サイト運営者が確認すべき3つのポイント
ChatGPT-Userの挙動を理解したら、次に考えたいのは自社サイトでどう向き合うかです。ここでは、サイト運営者が確認しておきたい3つのポイントについて解説します。
AI流入をどう扱うかの方針
最初に決めたいのは、AI経由の露出を自社としてどう捉えるかです。AIからの参照や流入を積極的に残したいのか、それともできるだけ抑えたいのかで、その後に見るべきログや設定は変わります。
ブランド保護を優先したいページもあれば、広く見つけてもらいたいページもあるので、まずはページタイプごとに公開方針を分けて考えるのが現実的です。
サーバーログの確認
サーバーログを確認する目的は、AI経由のアクセスが自社サイトで実際に発生しているかを把握することです。自社サイトの実態を見て判断することで、その後の方針や設定を決めやすくなります。
実際のアクセス状況がわかれば、想定ではなく実態に基づいて対応方針を決められるでしょう。
なお、ブランド言及率を可視化するツール「AKARUMI」では、AIサービスごとのクロール状況はもちろん、どのUAがアクセスしているかまで確認できます。
robots.txtの整理
最後にrobots.txtを見直して、AI経由の露出を自社の意図に近づけましょう。たとえば、学習には使わせたくないがChatGPT検索には載せたいならGPTBotを制限し、OAI-SearchBotは許可する、といった分け方が考えられます。
ただし、ChatGPT-Userはユーザー起点のアクセスとされており、同じ前提では制御できない場合があります。GPTBotを止めても、ChatGPTから完全に見えなくなるとは限りません。
ChatGPT-User がアクセスする際に扱いやすいページの特徴
ここでは、単に「アクセスされる/されない」ではなく、どんなページがAIに扱いやすいかを解説します。ChatGPT-Userがユーザーの問いに応じてページを見にいく仕組みのため、ページ側にも“短時間で理解されやすい構造”が求められるでしょう。
一次情報が明示されているページ
仕様や定義を扱うテーマでは、一次情報へのリンクや根拠元が明示されているページほど、外部情報として扱いやすくなります。主張だけで終わらず、「何を根拠にしているのか」がわかることが、AIにも人にも重要です。
定義と違いがひと目でわかるページ
ChatGPTが外部情報を参照する際には、要点や違いが先に整理されているページのほうが扱いやすいと考えられます。OpenAIの研究でも、ChatGPT利用は「実用的な助言」や「情報取得」に偏る傾向が示されています。長い前置きよりも、判断材料へ素早く到達できる構成との相性がよいと考えられるでしょう。
監修者コメント
AIに扱いやすいページは、単純な情報量よりも「整理のされ方」が重要です。定義文、比較表、箇条書き、FAQのように、論点ごとに情報が分かれているページは、短時間で要点を把握しやすくなります。
参考:OpenAI「職場でのChatGPTの使用と採用パターン」
更新日と運営主体が明確なページ
AI関連の仕様は更新頻度が高く、数カ月で前提が変わることも珍しくありません。そのため、更新日が見えないページや、誰が運営しているかわからないページは、相対的に扱いづらくなる可能性があります。
監修者コメント
更新日、運営主体、原典リンクが揃っているページは、鮮度と信頼性の両面で整理しやすくなります。これはSEOにもLLMOにも共通する、長期的に重要な設計だといえるでしょう。
AIクローラー・UAの動作確認を可視化するなら「AKARUMI」

AI流入やLLMO対策を考える場合は、「どのAIサービスが、どのように自社サイトへアクセス・参照しているか」を把握することが重要です。
ただし、実際のサーバーログでは、AI系UAの識別やアクセス状況の整理に工数がかかるケースも少なくありません。
「AKARUMI」では、AIクローラーのアクセス状況に加え、ChatGPT、Gemini、Perplexity、AI Overviewsなどにおけるブランド言及や引用状況を可視化できます。

AI検索時代において、「どのAIに、どのように認識・参照されているか」を把握したい場合の分析・運用支援ツールとして活用できます。
ChatGPT-Userに関するよくある質問
ここでは、ChatGPT-Userに関連してよく寄せられる質問に回答しています。疑問解消にお役立てください。
Q.ChatGPT-User と GPTBot は同じですか?
A.同じではありません。GPTBotは学習用の自動クロールに使われる一方、ChatGPT-Userはユーザーの質問や操作に応じて必要なページへアクセスするUAです。
Q.ChatGPT-User は robots.txt で制御できますか?
A.OpenAI公式では、ChatGPT-Userはユーザー起点の動作であるため、robots.txtルールが適用されない場合があると説明されています。そのため、GPTBotやOAI-SearchBotと同じ感覚で制御できるとは限りません.
Q.GPTBot を止めてもGPTBot を止めても ChatGPT に参照・表示されますか?
A.参照・表示される可能性があります。GPTBotは主に学習用のクローラーであり、ChatGPT-User によるアクセスや、OAI-SearchBot による検索可視性とは役割が異なります。
そのため、GPTBot を拒否することは「学習利用を制限する」という意思表示にはなりますが、「ChatGPT から完全に見えなくなる」ことを意味するわけではありません。
AI時代のWeb運営では“誰が参照するか”まで設計が必要
ChatGPT-Userは、従来の検索クローラーのように定期巡回するUAではなく、ユーザーの質問に応じて必要な情報へアクセスするためのUAです。だからこそ、これからのLLMOやAI検索対策では、「学習」「検索表示」「回答時参照」を分けて考える視点が重要になります。
今後は検索順位だけでなく、「AIにどのように情報取得されるか」「どの情報が参照されやすいか」まで含めて、Web運営を設計する必要があるでしょう。AKARUMIでは、ChatGPT-Userを含むAI系UAのアクセス状況やブランド言及率を可視化できます。無料トライアルも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください
また、ipeではLLMOコンサルティングを行っております。AI検索を前提とした情報設計やブランド言及の改善、AI流入分析など、AI時代に合わせたWeb戦略設計をご支援します。




LLMOの文脈では、“読みやすさ”だけでなく“検証しやすさ”も重要です。主張だけが並んでいる記事より、根拠元が明記されている記事のほうが、情報の確認や再参照を行いやすくなります。